羽織のたたみ方完全解説!着物との違いとシワを防ぐプロの保管極意
羽織のたたみ方完全解説!着物との違いとシワを防ぐプロの保管極意の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
今注目を集めている 羽織のたたみ方完全解説!着物との違いとシワを防ぐプロの保管極意について、多角的な視点をご紹介しています。
和装のアウターや上着類は、羽織のほかに道行(みちゆき)コートや道中着(どうちゅうぎ)など多岐にわたります。それぞれの仕立て構造とたたみ方の差異を理解しておくことで、誤認によるシワトラブルを未然に防ぐことができます。以下の比較表にその決定項をまとめました。
項目羽織(羽織だたみ)一般的な着物(本だたみ)道行コート(コートだたみ)主要な構造特徴衽なし・両脇にマチあり
胸元を開けて着用する設計衽あり・マチなし
前身頃を深く重ね合わせる設計額縁状の角衿・スナップ留め
完全に前を閉じる防寒外套衿の折り方外側(裏側)へ半分に折る
着用の折り目を整えて保持内側へ折り込む
広衿は裏へ折り、二つ折りにする衿はそのままで折らない
角衿の平面を維持してたたむ身頃の折り合わせマチを内側に倒し、前身頃を中央で突き合わせるおくみを身頃側に倒し、脇縫い同士をピッタリ重ねる前身頃のスナップを留めた状態で、身頃の両端を後ろへ折る室内での着用可否室内着用が可能(洋装におけるジャケット相当)主体となる衣服のため室内外問わず着用室内では必ず脱ぐ(洋装におけるオーバーコート相当)誤ったたたみ方のリスクマチの押し潰れによる変則ジワ、衿の浮きの発生おくみ線の乱れ、裾の袋(たるみ)の発生四角い衿元の折れ曲がり、金具の生地への圧迫痕
上記の通り、道行コートと羽織のたたみ方の違いで顕著なのは、前を開けて着るか閉じて着るかという点です。道行コートは前身頃のスナップを留めて四角い衿を崩さずにたたむのに対し、羽織は衿を外折りにしてマチを処理することに特化しています。この仕立て目的の違いを念頭に置くだけで、たたむ際の手の動かしやすさが劇的に向上します。