カヤックとカヌーの違いは?パドルと座り方で見分ける最新決定版
カヤックとカヌーの違いは?パドルと座り方で見分ける最新決定版とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
水辺で見かける艇がカヤックなのかカヌー(カナディアンカヌー)なのか迷った際、最も確実なカヤックとカヌーの見分け方は、漕ぎ手が手にするパドルと座り方に着目することです。この2点を確認するだけで、専門知識がなくても瞬時に判別できます。
最大の違いを生み出しているのが、シングルブレードとダブルブレードの違いです。カヌーで使用するパドルは、シャフト(柄)の片側だけに水かき(ブレード)が付いた「シングルブレードパドル」です。上端にあるグリップを片手で握り、もう一方の手でシャフトを保持しながら、船体の右側または左側を水流に合わせて漕ぎます。進路を真っ直ぐ保つためには「Jストローク」と呼ばれる繊細な舵取り技術が求められます。
対してカヤックで使用するのは、長いシャフトの両端に水かきが付いた「ダブルブレードパドル」です。左右のブレードで交互に水を掻く構造になっており、初心者でも直感的に推進力を生み出せる設計となっています。
次に決定的な要素となるのが、カヤックとカヌーの座り方と漕ぎ方の違いです。カヌーでは、船内に設置されたベンチ状の座席に腰掛けるか、床面に膝をつく「ニーリング(膝立ち姿勢)」をとります。視点が高く、上半身の体重移動をダイナミックに使いながらゆったりと水面を進むのが特徴です。
一方のカヤックは、船底に直接近い低いシートに腰を下ろし、両足を前方に投げ出す形で着座します。腰と両足の踏ん張り(フットブレイス)によって身体と艇が強固に一体化し、下半身のホールド感を生かして効率よく推進力を伝達する構造になっています。