『ゴールデンエッグス』ローズ&マリーの神回と声優の正体を徹底解剖
『ゴールデンエッグス』ローズ&マリーの神回と声優の正体を徹底解剖にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
ローズ&マリーをはじめ、ターキーレンジャー、教頭先生、ステファン、ボディービル部の兄弟など、登場する膨大な数のキャラクターたち。一見すると多数の実力派声優がキャスティングされているように思えますが、公式発表および制作資料によると、主要キャラクターのほぼ全音声を「Larry(ラリー)」と「Monica(モニカ)」というわずか2名のクリエイターが担当していました。
この2名の正体は、本作を手掛けたアニメーション制作会社「PLUS heads(プラスヘッズ)」のコアメンバーです。プロの声優を起用せず、バイリンガルの制作スタッフ自らがマイクの前に立ち、英語と日本語が入り混じる独特のリズム感を生み出しました。
彼らが採用した手法は、先に音声を収録してから後から作画を行う「プレスコビッツ(プレスコアリング)」方式でした。しかも一般的なプレスコとは異なり、詳細な台本を用意せず、大まかなシチュエーションとキャラクター設定だけを決めて完全アドリブで掛け合いを収録。相手が何を言い出すか分からない緊張感と、思わず漏れ出た素の笑い声、言葉の言い淀みや噛んだテイクをあえてそのままOKテイクとして採用し、その音声のリップノイズやタイミングに完全に合わせてCGモデルの口を動かすという、緻密かつ狂気的な職人技によって作られていたのです。