五輪の色の意味は大陸別ではない?9割が誤解している本当の由来と真相
五輪の色の意味は大陸別ではない?9割が誤解している本当の由来と真相の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
学校教育や一般的なクイズ番組などで長年語り継がれてきた「青=ヨーロッパ、黄=アジア、黒=アフリカ、緑=オセアニア、赤=南北アメリカ」という説明。直感的に分かりやすいため広く定着していますが、IOC公式見解およびオリンピック憲章の規定において、特定の色を特定の大陸に割り当てる解釈は一切認められていません。
オリンピック憲章第8条には、オリンピックシンボルについて明確な定義が記されています。そこにあるのは「青、黄、黒、緑、赤の5つの輪が左から右へ重なり合う形で表現され、オリンピック・ムーブメントの活動と世界五大陸の選手たちが集う連帯を表す」という趣旨であり、個別の輪の色が特定の大陸を指し示しているという記述はどこにもありません。
かつてIOCが発行した解説資料の一部に大陸との関連を示唆する記述が含まれていた時期もありましたが、人種差別的な偏見や特定の地域に対する固定観念を助長する恐れがあるとして、1951年に公式な否定見解が出され、記述から完全に削除されました。五輪の5色は、あくまで世界五大州(アジア・ヨーロッパ・アフリカ・南北アメリカ・オセアニア)が平等に結びついている状態そのものを表現しています。