河岸段丘のでき方と仕組みを徹底解剖!大地と川が刻む階段の真実
河岸段丘のでき方と仕組みを徹底解剖!大地と川が刻む階段の真実の重要ポイントをお届けします。最新トレンドが満載です。
Q1:なぜ1回の隆起で終わらず、何段もの階段状になるのですか?
A1:地球の地殻変動(隆起)と、気候変動(氷期と間氷期に伴う海面昇降)が一定の周期で繰り返されたためです。川が横に広がって平野を作る「静穏期」と、隆起や海面低下によって真下に深く削り込む「下刻期」が交互に何度も訪れることで、古い平野が一段高い場所へと取り残され、2段、3段と多重のテラスが形成されます。
Q2:氷期(氷河時代)と間氷期は、河岸段丘のでき方にどう影響したのですか?
A2:氷期には地球上の大量の水が氷床として陸上に固定されるため、海面が現在より100メートル以上低下しました。海面が下がると川の河口が下がるため、川は海を目指して川底を急激に削り込みます(下刻作用)。逆に温暖な間氷期には海面が上昇し、川の流れが緩やかになって土砂の堆積が進みました。この地球規模の気候サイクルが、段丘形成の強力なペースメーカーとなっています。
Q3:段丘の地層に見られる「段丘礫層」の小石が丸いのはなぜですか?
A3:段丘面は、もともと川の底(氾濫原)だった場所だからです。上流から流されてくる過程で、石同士が激しくぶつかり合って角が削られたため、丸みを帯びた円礫(川原の石)になります。地層を観察して丸い小石の層が出てくれば、そこが太古の時代に水流豊かな川の底であった動かぬ証拠となります。
Q4:群馬県沼田市以外で、日本国内で有名な河岸段丘の絶景スポットはどこですか?
A4:新潟県中魚沼郡津南町(信濃川水系の志久見川沿い)には、日本最大級とされる9段に及ぶ雄大な河岸段丘が発達しており、展望台からの景観が見事です。また、埼玉県秩父市の荒川沿いや、北海道十勝平野の札内川沿いなど、ダイナミックな隆起を経験した日本各地の河川中流域で明瞭な段丘地形を観察することができます。