犬の腎臓病おやつはNg?愛犬の数値を守る選び方と市販品比較【最新】
犬の腎臓病おやつはNg?愛犬の数値を守る選び方と市販品比較【最新】についての疑問解決ガイドをお届けします。
良かれと思って与えた一口が、急激な数値悪化の引き金になるケースは臨床現場で頻繁に目撃されています。リスクを最小限に抑えるためには、まず「絶対に排除すべき原材料」の科学的根拠を把握しなければなりません。
腎臓病の犬に絶対NGなおやつと理由を整理すると、その筆頭に挙げられるのが「ジャーキー・ささみ加工品・骨・アキレス腱」などの高タンパク乾燥肉類です。乾燥処理された肉類は水分が抜けている分、重量あたりのタンパク質とリンの密度が跳ね上がっています。小型犬がササミジャーキーを1本食べただけで、腎臓病用療法食の1日許容量に匹敵するリンを瞬時に摂取してしまう計算になります。また、「プロセスチーズ」や「煮干し」はリンに加えて過剰なナトリウムを含んでおり、腎性高血圧を誘発して腎動脈を破壊するリスクを極大化させます。
一方で、犬の腎臓病で与えていいものを判断する基準は、徹底した「低タンパク・低リン・適切な水分含有」です。具体的には、腎臓病用に特別調製された療法食トリーツのほか、でんぷん類を主原料とした低タンパクボーロ、寒天ゼリー、そして徹底した下処理を施した一部の野菜類が該当します。
ここで多くの飼い主が盲点に陥るのが、腎臓病の犬さつまいも与え方の真相です。「サツマイモは食物繊維が豊富で無添加だから安全」と信じ込んでいるケースが散見されますが、サツマイモは極めて高い濃度の「カリウム」を含有しています。腎機能が低下した犬は尿中へのカリウム排泄能力が著しく衰えており、高カリウム血症に陥ると突発的な徐脈や心停止を引き起こす危険性があります。もしサツマイモを与えるのであれば、細かく刻んだ状態で大量の湯で茹でこぼし、茹で汁を完全に破棄してカリウムを水中に溶出させるという厳格な調理工程が必須であり、決して焼き芋をそのまま与えてはなりません。