5月26日は何の日?東名全通から大地震の教訓まで徹底解剖
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5月26日を語る上で絶対に外せないのが、日本の物流と生活様式を根本から塗り替えた東名高速道路全通記念日です。1969年(昭和44年)5月26日、最後に残されていた大井松田IC(神奈川県)から御殿場IC(静岡県)までの区間が開通したことで、東京ICから小牧IC(愛知県)に至る総延長346.7kmが一本の高速道路で結ばれました。
名神高速道路と直結したこの瞬間、三大都市圏を結ぶ大動脈が完成し、それまでトラック輸送で丸一日を要した物資の移動がわずか数時間に短縮されました。難所であった足柄の山岳地帯を貫く工事は当時の土木技術の限界に挑む壮絶な現場であり、開通式典で関係者が見せた涙は、戦後日本の高度経済成長を支え抜いた技術者たちの執念を物語っています。
海の向こうに目を向けると、1923年(大正12年)5月26日にはフランス西部で第1回ル・マン24時間耐久レースが産声を上げています。スピードのみを競う短距離スプリントではなく、「市販車の耐久性と信頼性を極限まで試す」という過酷なレギュレーションでスタートした同レースは、現代に至るまで自動車メーカーの技術開発の実験場として君臨し続けています。日本の東名高速全通と同じ日付に、世界のモータリゼーションの礎が築かれていた事実は、極めて示唆に富む歴史の暗合と言えます。
さらに国内では、温泉文化を愛する人々にとって外せない源泉かけ流し温泉の日もこの日です。制定元である信州高山温泉郷観光協会などが掲げた理由は、「ご(5)ふ(2)ろ(6)」すなわち「極上な風呂」という語呂合わせに由来します。人工的な循環ろ過や過度な加水を排し、地球の恵みをありのまま享受する湯守たちの誇りが、この日付に託されています。
野球ファンにとって郷愁を誘うのがラッキーゾーンの日です。1947年(昭和22年)5月26日、広大すぎて本塁打が出にくいとされた阪神甲子園球場に、外野フェンスを前進させる形で仮設フェンス「ラッキーゾーン」が初めて設置されました。打撃戦を好む戦後復興期の観客を熱狂させたこの構造物は、球史の数々のドラマを演出しながら、1991年オフに撤去されるまで約半世紀にわたり甲子園の象徴であり続けました。