胃もたれを治す体勢、右向きは逆効果?医師が教える正しい寝方
胃もたれを治す体勢、右向きは逆効果?医師が教える正しい寝方に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
Q1:食後すぐにどうしても横になりたいときはどうすればいいですか?
A1:食後30分から1時間は、胃が最も活発に胃酸を分泌して消化を行う時間帯です。どうしても横になりたい場合は、完全に水平にならず、ソファやリクライニングチェアなどを活用して上半身を30度以上起こした姿勢で休息を取ってください。その際、胃酸逆流を防ぎたい場合は体の左側をやや下に傾ける体勢が有効です。
Q2:うつ伏せで寝るとお腹が圧迫されて安心感があるのですが、医学的にはNGですか?
A2:一時的に腹部が温められて安心感を覚える心理的効果はあるものの、医学的には最も避けるべき姿勢です。うつ伏せは胃をダイレクトに押し潰して腹腔内圧を急上昇させ、胃内容物と強酸を食道側へ強制的に押し上げるため、逆流性食道炎や嘔気のリスクを跳ね上げます。
Q3:胃もたれのときに冷たい牛乳を飲むと胃膜が保護されると聞きましたが本当ですか?
A3:一時的に胃粘膜を保護して胃酸を中和する効果はあるものの、過信は禁物です。牛乳に含まれる動物性脂肪やタンパク質は、数十分後に「ガストリン」というホルモンの分泌を促し、結果として胃酸分泌を二次的に増加させます。胃がもたれているときは、冷たい牛乳ではなく常温のぬるま湯や白湯を少量すするように飲むのが安全です。