家で焼く肉が激変!フライパンで名店級に化ける極上ステーキの焼き方
家で焼く肉が激変!フライパンで名店級に化ける極上ステーキの焼き方の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
調理開始前の下処理こそが、ステーキの成否の8割を握っています。最もやってはいけない致命的なミスが、冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた肉(中心温度約4℃)をそのまま熱したフライパンへ投入することです。
肉の中心部が冷え切っていると、芯まで火を通そうとする間に外側の層が加熱過多となり、分厚い「灰色のパサついた層」が形成されてしまいます。ステーキ常温に戻す時間の目安は、室温20℃前後の環境下において、厚さ1.5cm〜2cm程度の肉で約30分、厚さ3cm以上の塊肉であれば40分〜1時間が適正値です。指で肉の中心を軽く触れた際、ひんやりとした感覚がなくなり、室温に近い柔らかさを感じるまでしっかり待つ姿勢が欠かせません。
次に議論が分かれやすいのが、ステーキ塩コショウのタイミングです。塩には浸透圧によって肉の内部から水分を引き出す作用があります。塩を振ってから10〜15分放置してしまうと、染み出たドリップによって肉表面が濡れ、焼いた際にメイラード反応が阻害されて「煮豚」のような蒸し焼き状態になってしまいます。したがって、選択肢は以下の2つに絞られます。
家庭調理で最も推奨されるのは、「フライパンに入れる直前1分以内」に塩を振る手法です。肉の重量に対して0.8%〜1.0%の塩分量(200gのステーキ肉なら約1.8g〜2.0g)をやや高めの位置から均一に振り、即座に加熱へ入ることで、浸透圧による脱水を起こさずに表面の香ばしい焼き目を形成できます。