キティとミッフィー著作権裁判の真相|和解理由と現在を結ぶ奇跡
キティとミッフィー著作権裁判の真相|和解理由と現在を結ぶ奇跡を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
対立が先鋭化していた2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。日本列島が甚大な被害と悲嘆に包まれる中、地球の反対側オランダでも、事態を深く憂慮したディック・ブルーナ氏とメルシス社、そしてサンリオ双方が重大な決断を下します。
2011年6月7日、両社は「係争中のすべての訴訟を取り下げ、歴史的和解に合意した」とする共同声明を発表しました。その合意内容は、知財紛争の解決モデルとして世界中から称賛されることとなります。
双方は、「係争を継続するために費やすはずだった巨額の弁護士費用や訴訟費用(各社15万ユーロ、合計30万ユーロ=当時の為替レートで約3,400万円)を、東日本大震災の復興支援のための義援金として共同寄付する」ことを決定しました。さらにサンリオ側は、キャシーのデザインについて新たな商品展開を行わないことを受け入れ、両者の争いに完全な終止符が打たれたのです。
当時の発表資料において両社は、「両社が争うよりも、互いに協力し合い、被災地の子どもたちや困難な状況にある人々へ手を差し伸べることが最優先である」という崇高な意志を表明しました。法廷闘争の資金を人道支援へと転換したこの決断は、キャラクターが持つ本来の使命を再確認させる出来事となりました。