京セラ株式会社本社に一般人も入れる?展示館の見どころや魅力を徹底解説
京セラ株式会社本社に一般人も入れる?展示館の見どころや魅力を徹底解説について詳しく解説いたします。最新の情報をご覧ください。
名門企業の本社タワーといえば厳重なセキュリティゲートに阻まれ、部外者は立ち入り禁止というイメージを抱きがちです。しかし、京セラ本社は低層階を中心に見ごたえのある文化・学術展示エリアを地域や一般来訪者へ開放しています。予約なし・入館料無料で立ち寄れるスポットもあり、知る人ぞ知る京都屈指のミュージアム拠点となっています。
1. 先端科学の進化を一望する「京セラファインセラミック館」
本社ビルの2階に位置するのが、同社の基幹技術の歴史と未来を凝縮した京セラファインセラミック館です。創業時の原点であるテレビ用ブラウン管の絶縁部品「ケルシマ」の実物から、最新の半導体製造装置用大型部品、宇宙探査機や人工衛星に搭載された光学ミラー、さらには人工関節などの医療用セラミックスまで、およそ200点以上の先端パーツが体系的に展示されています。単なる企業製品の陳列にとどまらず、セラミックスが産業構造や人々の生活をどのように変革してきたのかを科学館レベルのクオリティで体験できる空間です。
2. 経営の神様の足跡を追体験する「稲盛ライブラリー」
多くのビジネスリーダーや学生が足を運ぶのが、創業者・稲盛和夫氏の思想と生涯に焦点を当てた稲盛ライブラリー展示内容です。貧しい少年時代、挫折を味わった青年期、わずか8名の仲間と京都セラミックを立ち上げた創業期の手記や貴重な記録写真が時系列で展示されています。さらに、第二電電(現・KDDI)の創業、日本航空(JAL)の奇跡的な経営再建劇など、日本経済史に残る大事業の舞台裏で使用された自筆メモや訓話の肉声アーカイブを視聴できます。「人間として何が正しいのか」を問い続けた稲盛哲学(京セラフィロソフィ)の根幹に触れられる場所として、国内外から多くの見学者が訪れています。
3. 心を豊かにする美の空間「京セラギャラリー」
本社1階フロアに設けられている京セラギャラリー見学情報も見逃せません。「企業活動を通じて社会文化の向上に貢献したい」という創業の志から収集された、日本画、洋画、現代陶芸、彫刻などの所蔵美術品が定期的な企画展を通じて一般公開されています。京都にゆかりのある芸術家の企画展や、同社が支援する文化財の保存展示などが催されており、静謐な空間で質の高い芸術鑑賞を堪能できます。
※各展示施設の開館日は原則として平日(9:30〜17:00、最終入館16:30)となっており、土日・祝日や年末年始・夏季一斉休暇期間は休館となります。訪問を計画する際は、事前に公式ウェブサイトで開館スケジュールを確認することをおすすめします。