イベリコ豚とは?普通の豚肉との違いや等級・どんぐりの秘密を徹底解剖
イベリコ豚とは?普通の豚肉との違いや等級・どんぐりの秘密を徹底解剖についての最新情報をお届けします。
イベリコ豚(Cerdo Ibérico)とは、主にイベリア半島南西部(スペインからポルトガル国境付近)にのみ生息するスペイン産黒豚の血統を引く品種です。一般的な白豚(三元豚など)と比べると体が引き締まっており、蹄(ひづめ)が黒いことから現地では「パタ・ネグラ(黒い脚)」とも呼ばれてきました。
普通の豚肉との最大の違いは、「脂肪のつき方」と「融点の低さ」にあります。一般的な豚肉の脂身は赤身の外側に層を作りますが、イベリコ豚は赤身の筋繊維の中にまで細かく脂肪が入り込み、見事な「霜降り(サシ)」を形成します。この脂は人の体温(約36〜37度)前後で溶け出すため、口に入れた瞬間にくどさを感じさせず、芳醇なナッツのような香りと甘みが広がります。
また、飼育期間の長さも特筆すべき点です。一般的な食用豚が生後約6ヶ月で出荷されるのに対し、イベリコ豚は12ヶ月〜24ヶ月以上の歳月をかけてじっくり育てられます。長い飼育期間によって筋肉組織が緻密に発達し、赤身そのものの旨味とコクが圧倒的に深くなるのが特徴です。