手の震えや便秘は前兆か?パーキンソン病の初期症状と早期発見の鍵
手の震えや便秘は前兆か?パーキンソン病の初期症状と早期発見の鍵について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。
自分自身や家族の様子に不安を感じた場合、まずは以下の簡易リストで日常の様子を客観的に確認してください。
【パーキンソン病初期症状セルフチェック(10項目)】
□ 椅子に腰掛けて脱力しているとき、片側の手や足が小刻みに震える
□ 歩くとき、片方の腕の振りが明らかに小さい、または振れていない
□ 以前に比べて歩幅が狭くなり、すり足で歩くようになった
□ 歩き出しの一歩目が地面にくっついたように出にくい(すくみ足)
□ 家族から「表情が乏しくなった」「怒っているように見える」と言われる
□ ボタン掛けや靴紐結び、小銭を財布から出す動作にもたつく
□ 書く文字が以前より小さくなり、行の後半になるほど乱れる
□ 何年も前から頑固な便秘に悩まされており、徐々に悪化している
□ 食べ物や香水、花の匂いが以前ほど感じられなくなった
□ 睡眠中に大声で叫んだり、激しく手足を動かして暴れたりすることがある
上記のうち3項目以上、特に「片側の震え」「動作の遅れ」「表情の硬さ」に心当たりがある場合は、早期の受診が望まれます。
パーキンソン病は何科を受診すべきか?
受診先として最も適切なのは「脳神経内科(旧:神経内科)」です。精神科や心療内科、あるいは一般的な内科では、初期の微細な筋強剛や動作緩慢を見落とされる可能性があります。近隣に脳神経内科がない場合は、総合病院の神経診療を標榜する専門外来を選択してください。 現代の脳神経内科専門医による診断基準(MDS臨床診断基準など)では、詳細な問診と神経学的診察に加え、最新の画像診断機器を駆使して客観的エビデンスを積み上げます。 脳内のドパミントランスポーターの密度を可視化する「DaTスキャン(単一光子放射断層撮影)」や、心臓の交感神経機能を評価する「MIBG心筋シンチグラフィ」を行うことで、脳梗塞による血管性パーキンソニズムや本態性振戦との確実な鑑別が可能となっています。