モップみたいな犬の正体とは?ドレッド毛の進化理由と飼育実態を徹底解剖
モップみたいな犬の正体とは?ドレッド毛の進化理由と飼育実態を徹底解剖の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
「見た目がユニークで可愛い」「おとなしそうだから室内で飼ってみたい」という気軽な憧れに対し、現場のトリマーや現役オーナーたちは一様に強い警戒感を示します。ネット上の愛犬コミュニティや知恵袋、ベテランオーナーの飼育手記に共通して綴られているのは、想像を絶する被毛メンテナンスの過酷さです。
一般的な犬であれば、毛並みを整えるためにスリッカーブラシやコームを使用しますが、縄状毛を持つコモンドールやプーリーに「ブラシを入れること」は完全なタブーです。ブラシを無理に通そうとすると、縄状の束が引きちぎれるか、あるいは無秩序に絡まり合って巨大なフェルトの塊となり、皮膚の通気性を完全に奪ってしまいます。
日々の手入れは、オーナー自身の指先を使って行う「コード分け(手作業での毛裂き)」に尽きます。生後8〜9ヶ月頃から大人の毛が生え始めると、柔らかい下毛(アンダーコート)と硬い上毛(トップコート)が絡まり始めます。この時期に人間が毎日指先で丁寧に毛束を適度な太さに裂いて小分けにし、美しいロープ状に誘導していかなければなりません。成犬になっても、毛束同士が根元で癒着しないよう、全身の毛を指で一本ずつチェックして裂いていく作業を生涯続けなければならないのです。
そして、真の試練となるのが「入浴とシャンプー」です。コモンドール 手入れ 大変と評される最大の要因がここにあります。
毛束が水を吸うと吸水マットのように膨大な水分を蓄え、体重が数キロから十数キロ単位で跳ね上がります。大型のコモンドールを洗う作業は、重たい濡れ雑巾の山を全身揉み洗いするような重労働です。さらに、通常のトリミングサロンにあるドライヤー程度では毛束の芯まで風が届かず、業務用超強風ブロワーを2台同時に駆使しても、完全乾燥までに6時間から8時間、環境によっては丸半日を要します。
このため、モップ犬 トリミング 頻度は通常のトリミング犬種のように「月1回サロンで丸洗い」というわけにはいきません。サロン側でも専門技術と膨大な拘束時間が必要となるため、そもそも引き受けてくれるトリミングサロンが日本国内に極めて限られているのが実情です。受託してくれる場合であっても、大型コモンドールのフルウォッシュ料金は1回あたり数万円以上に設定されるケースが通例となっています。