「海外では〜」なぜSnsで炎上する?「出羽守」に潜む病理と真実

「海外では〜」なぜSnsで炎上する?「出羽守」に潜む病理と真実とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

この問題はネットの片隅のアラ探しにとどまらない。テレビメディアもまた、この構造的病理を無視できなくなっている。

過去に放送された『NHKスペシャル』のデジタル社会特集では、SNS上で先鋭化するエコーチェンバー現象とファクトの形骸化が深掘りされた。タイムラインが自身の価値観に合う情報だけで満たされる結果、海外の良い部分だけを信じる層と、海外の負の側面だけを誇張して叩く層に社会が二分されていく。

現場のデジタルジャーナリズムを担う記者たちも、深い苦悩に直面している。世界各国の実情を客観的に比較し、日本の課題解決に活かすというジャーナリズム本来の役割を果たそうとしても、SNSに流した瞬間に「出羽守のポエム」か「排外主義の煽り」のどちらかに分類され、消費されてしまうからだ。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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