愛媛県の有名な食べ物徹底網羅!2大鯛めしの違いと地元民が推す名物
愛媛県の有名な食べ物徹底網羅!2大鯛めしの違いと地元民が推す名物にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
郷土の風土を色濃く反映した愛媛B級グルメの詳細まとめとして、絶対に外せない2大巨頭が今治焼豚玉子飯と八幡浜ちゃんぽんです。いずれも地元民の労働環境から必然的に生まれた傑作です。
今治焼豚玉子飯の評判と発祥のメカニズム
今治焼豚玉子飯は、どんぶりに盛った白飯の上に薄切りのチャーシューを敷き詰め、その上に半熟の目玉焼きを2個載せ、濃厚な甘辛タレとコショウをかけた極めてシンプルな丼料理です。昭和40年代、市内にあった中華料理店「五番閣」のまかない料理として誕生しました。
今治市は世界有数の海運・造船の街であり、造船所や港湾で働く男たちは「早く食べられて、力が出る高カロリーな食事」を求めていました。注文から数分で提供され、レンゲで半熟の黄身を崩してタレとチャーシュー、ご飯を一気にかき混ぜて食べるこのスタイルは、労働者たちの熱烈な支持を獲得。現在では「重松飯店」や「白楽天」などの名店が独自のタレの配合を競い合っており、メディアでも頻繁に取り上げられる全国区のB級グルメへと定着しました。
八幡浜ちゃんぽんの名店が守り続ける「黄金の出汁」
四国有数の水揚げを誇る港町・八幡浜市で独自の進化を遂げたのが「八幡浜ちゃんぽん」です。長崎の白濁した豚骨スープとは全く異なり、鶏ガラ、鰹節、煮干しからとった透き通った黄金色のスープが最大の特徴です。
具材には豚肉やキャベツ、モヤシに加え、八幡浜特産の「じゃこ天」や「削りかまぼこ」などの魚肉練り製品がふんだんに盛り込まれます。創業70年を超える「丸山ちゃんぽん」や「ロンドン」をはじめとする市内十数軒の名店では、朝早くから出汁の香りが漂います。港湾荷役や市場の競り人たちが、冷えた体を温めるためにすすった一杯は、脂っこさがなく毎日のように食べられる滋味あふれる味わいとして今も街の日常に溶け込んでいます。
じゃこ天のおすすめの食べ方と選び方
南予を訪れたなら、揚げたてのじゃこ天は外せません。近海で獲れる「ホタルジャコ(地元名:ハランボ)」をはじめとする小魚の頭と内臓を除き、骨や皮ごと石臼ですり潰して油で揚げます。
本物のじゃこ天を口に含むと、魚の骨の「ジャリッ」とした微細な食感と、濃厚な魚の旨味が押し寄せてきます。スーパーで売られている安価なものは他の白身魚が混ざっていることが多いですが、八幡浜や宇和島の専門店で買う揚げたては、魚本来の野趣が段違いです。そのままかぶりつくのが最高ですが、軽く炙って生姜醤油やスダチを絞る食べ方が、酒の肴として地元で最も愛されています。