なぜ金が溶ける?「王水」の作り方と配合比1:3の真相を徹底解説
なぜ金が溶ける?「王水」の作り方と配合比1:3の真相を徹底解説とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
王水の発見は8世紀のアラビア科学界にまで遡る。イスラムの錬金術師ジャビル・イブン=ハイヤーンが、塩化アンモニウムと硝酸を混合して強力な酸を作り出したのが原点とされている。王の金属である金を溶かすことから「アクア・レギア(王の水)」と名付けられた。
この液体が科学史上の劇的なドラマを演じたのは第二次世界大戦中だ。ナチス・ドイツがデンマークへ侵攻した際、コペンハーゲンのニールス・ボーア研究所にあった2つのノーベル物理学賞メダル(マックス・フォン・ラウエとジェイムズ・フランクの純金メダル)がナチスの手に落ちる危機に直面した。