川崎病関連図で紐解く病態とアセスメント!臨床と看護教育の最前線
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本疾患における最大の臨床的脅威は、後遺症としての冠動脈瘤の形成である。血管壁の炎症が進行すると動脈壁の中膜が破壊され、血管が局所的に拡大して瘤(こぶ)を形成する。これが将来的な血栓形成や心筋梗塞のリスクへと直結するため、急性期における炎症の急速な消退と冠動脈障害の回避が最優先課題となる。
このリスクを最小限に抑える治療の要城が、免疫グロブリン大量療法(IVIG)である。高用量のガンマグロブリンを点滴静注することで過剰な免疫反応を強力に抑制するこの治療法は、冠動脈瘤の発生率を劇的に低下させた。近年では、初回治療不応例に対する早期の予測スコアリングや、ステロイドや免疫抑制剤を組み合わせた多剤併用療法の導入が進み、より確実なリスク管理体制が確立されている。