大和証券の株価はどう動く?高配当と新戦略が拓く市場シナリオ

大和証券の株価はどう動く?高配当と新戦略が拓く市場シナリオについて専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

市場参加者が最も注視する株価の変動要因は、フロー収益の振れ幅をいかにストック収益が吸収できるかという点に集約される。市場コンセンサスを形成するQUICK社やブルームバーグの集計データを見ても、主要セルサイドアナリストによる目標株価は、強気派と中立派の間でレンジを切り上げているのが現状だ。強気シナリオの根拠として挙げられるのは、預かり資産残高の着実な積み上がりと、それに伴う信託報酬・ラップ口座関連手数料の安定拡大である。

一方で、市場が調整局面入りした際の手数料減収リスクを慎重に見積もる見方も根強い。今後の株価シナリオは、自己資本利益率(ROE)の2桁定着に向けた資本効率の改善度合いと、海外ビジネスにおけるコストコントロールの成否が分岐点となる。アナリストコミュニティの独自試算では、非金利収益の比率が想定を上回るペースで拡大した場合、業績予想の上方修正とともに一段のマルチプル拡大余地が生じるという見立てが有力だ。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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