昭和の運命決めた近衛文麿邸「荻外荘」解禁!復元で迫る密談の真相
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この場所を語る上で避けて通れないのが、1940年および1941年に開かれた「荻外荘会談」である。組閣方針の策定や日米交渉の最終局面において、近衛文麿、陸相の東條英機、海相の及川古志郎、外相の松岡洋右らが車座になり、国の行く末を議論した。
表舞台の議事堂ではなく、なぜこの私邸だったのか。そこには、軍部や閣僚間の激しい権力闘争を回避し、腹を割った密談によって政策の妥協点を見出そうとした近衛特有の政治手法が反映されている。復元された応接間や書斎に身を置くと、当時の閣僚たちが交わした緊迫した息遣い、そして国策決定の重圧が肌に伝わってくるようだ。