イチゴの花が黒い原因とは?実がつかない理由と失敗防ぐ受粉・摘花術

イチゴの花が黒い原因とは?実がつかない理由と失敗防ぐ受粉・摘花術とは一体何なのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

花器(花びらや雄しべ・雌しべ)は極めて柔らかく糖分や水分に富むため、病原菌や吸汁害虫にとって格好のターゲットになります。健全な開花を維持するためのイチゴの花の病害虫対策まとめを整理します。

開花期に最も警戒すべき病気は「灰色かび病(ボトリチス病)」です。花びらが散る際に雨や水やりの水で濡れたまま花托や葉の上に張り付いていると、そこからカビ菌が侵入し、花全体が茶褐色に腐敗してやがて灰色の粉(胞子)を吹きます。予防の鉄則は、「受粉が終わって役目を終えた花弁をピンセット等で優しく払い落とすこと」、そして水やり時に花へ直接水をかけず株元の土に静かに注ぐことです。

また、花粉を餌とする極小の害虫「アザミウマ(スリップス)」も見逃せません。花の中に潜り込み、雌しべや花托の表面をヤスリ状の口器でガリガリと傷つけるため、果実が肥大したときに表面が茶色くサビたようになり、硬化して売り物にならない状態(サビ果)に陥ります。花の中を覗き込み、細長い1ミリほどの虫がチョロチョロと動いていたらアザミウマのサインです。

家庭菜園イチゴ栽培2026年最新の防除トレンドとしては、合成殺虫剤に頼り切るのではなく、開花期でもミツバチや人体への影響が極めて少ない「気門封鎖型スプレー(食品添加物由来の油脂・還元澱粉糖化物製剤)」の早期散布や、アザミウマが嫌う「銀色マルチシート(反射光フィルム)」の展張といった物理的アプローチが家庭園芸界でも定着しています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest