自損事故とは?警察を呼ばないと罪になる理由と保険の損得勘定

自損事故とは?警察を呼ばないと罪になる理由と保険の損得勘定とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

事故処理が完了した後、最終的に突きつけられるのが「保険を使って自車を直すか否か」のシビアな意思決定です。感情論を排し、以下の客観的基準に照らし合わせて方針を決定してください。

【車両保険を使うべき人の条件】

・フレームの歪みや足回りの大破など、修理費用が50万円〜100万円以上に達する場合
・エアバッグが作動し、全損認定を受けて車両買い替えを余儀なくされる場合
・現在の等級が18〜20等級など極めて高く、3等級下がっても保険料の割増ショックを十分に吸収できる場合
・手元の現預金が極めて乏しく、目前の修理費用数十万円を一括で支払う余裕が物理的にない場合

【絶対に自腹で修理すべき(保険を使ってはいけない)人の条件】

・バンパーの擦り傷やドアの凹みなど、修理見積もりが15万円以下の軽微な損傷にとどまる場合
・現在の契約等級が「6等級〜9等級」など比較的低く、3等級ダウンによって契約解除基準や莫大な割増率が適用されてしまう場合
・免責金額(自己負担額)を「10万円」などに設定しており、保険から支払われる正味の金額がわずか数万円にしかならない場合
・中古パーツの利用や街の板金塗装工場での補修により、修理費用を大幅に圧縮できる余地がある場合

事故直後の精神的打撃を受けている最中は、「保険に入っているのだから使わなければ損だ」という短絡的な思考に囚われがちです。しかし保険はあくまで壊滅的な経済損失を回避するための防壁であり、少額の損害に対して使うと長期的には大損をもたらす金融商品であることを忘れてはなりません。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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