「あなたトトロっていうのね」の真相!聞き間違いと本名の謎を徹底解剖
「あなたトトロっていうのね」の真相!聞き間違いと本名の謎を徹底解剖の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
メイがトトロと名付けた理由は、単一の思いつきではなく、宮崎駿監督が意図的に埋め込んだ複数の伏線によって説明づけられています。
決定的な根拠となるのが、劇中後半で姉のサツキと交わされる会話です。迷子から戻り、トトロに会ったことを興奮気味に報告するメイに対し、サツキはこう問い返します。「トトロって、絵本に出てたトロールのこと?」。これに対し、メイは誇らしげに頷いてみせるのです。
草壁家には、北欧の有名な民話絵本『三びきのやぎのがらがらどん』があったとされます。この絵本に登場する橋の下の化け物が「トロール(Troll)」です。当時4歳のメイの言語発達段階において、破裂音やラ行の連続音である「トロール」を正しく発音・認識できず、彼女の口の中で「ト・ト・ロ」と変形(幼児語化)して記憶されていました。そこに、目の前の巨大生物が上げた「トォー、トォー」という唸り声が重なった結果、メイの中で「絵本のトロール=トトロ」という認知の結合が瞬間的に完成したのです。
さらに、宮崎駿監督が語るトトロ誕生秘話において、もう一つの現実的な語源が明かされています。作品の舞台モデルの一つである埼玉県所沢市にちなみ、監督の知人の子どもが「所沢にいるお化け」を縮めて「トコロザワのお化け……トトロ」と呼んでいたというエピソードです。現実の子どもの言語感覚と劇中の幼児心理が見事なまでに一致した結果、この唯一無二の名前が誕生しました。