巻き爪は病院の何科へ?皮膚科・形成外科の違いと後悔しない治療法
巻き爪は病院の何科へ?皮膚科・形成外科の違いと後悔しない治療法について詳しく解説いたします。最新の情報をお届けします。
痛みをその場しのぎで解決しようとして、爪切りで爪の角を斜めに切り落とす「深爪」を繰り返す人が後を絶ちません。しかし、臨床現場の医師が一様に警鐘を鳴らすのが、この巻き爪を自分で治す行為の危険性です。
爪の角を切り落とすと、一時的に皮膚への圧迫が外れて痛みが消えたように感じられます。ところが、爪が伸びる過程で周囲の柔らかい肉が盛り上がり、前方へ伸びようとする爪の鋭利な先端が再び皮膚に深く突き刺さります。これにより、当初よりもさらに重篤な陥入爪へと悪化する悪循環に陥るのです。
インターネット上やSNSでは、市販の矯正グッズ、カッターナイフでの削り込み、自作の脱脂綿詰めなどによる「自力治療法」が紹介されることがありますが、消毒が不十分な器具による処置は極めて危険です。皮膚のバリア機能が破壊された微小な傷口から黄色ブドウ球菌などが侵入し、足全体が腫れ上がる蜂窩織炎(ほうかしきえん)や骨髄炎に発展した実例も報告されています。特に糖尿病や閉塞性動脈硬化症などの基礎疾患を抱える患者の場合、小さな爪の傷から足切断に至るリスクすら存在します。