扇状地と三角州の違いを完全解説!地形・場所・見分け方の決定版
扇状地と三角州の違いを完全解説!地形・場所・見分け方の決定版に関する深掘り記事を分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。
扇状地と三角州を正しく理解するための第一歩は、河川の流速変化と土砂の堆積作用が生じる力学的なプロセスの違いを把握することです。川は上流で山を削り(浸食)、土砂を運び(運搬)、流れが緩やかになった場所でそれらを降ろします(堆積)。この堆積が「どこで」「どのように」起きるかによって、地形の性質が決定づけられます。
扇状地は、急傾斜の山間部を流れてきた河川が平野部に出る谷口(こくこう)で形成されます。山あいの狭い谷を勢いよく流れていた急流が、開けた平地に出た瞬間に流速を一気に落とします。その結果、水流が支えきれなくなった大きめの土砂(砂や礫・小石)が谷口を中心として扇を開いたような半円状・緩やかな円錐状に堆積します。これが扇状地と呼ばれる地形の成り立ちです。
一方、三角州(デルタ)は、河川水が海や湖などの静かな水域に流れ込む最終到達点である河口に形成されます。下流を経てほぼ勢いを失った川が海や湖にぶつかると、流速は完全に失われます。このとき、上流から時間をかけて運ばれてきた非常に粒の細かい砂や泥が水底に沈殿し、ギリシャ文字の「Δ(デルタ)」に似た平坦な三角形状の湿地帯が造り出されます。