火葬炉の裏側で何が起きているのか?知られざる燃焼と現場の真実
火葬炉の裏側で何が起きているのか?知られざる燃焼と現場の真実とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
火葬終了のブザーがバックヤードに鳴り響くと、台車は冷却前室へと引き出されます。急冷ファンによって触れる温度まで下げられた後、技師の手によって大きな異物(棺の釘や金具)が取り除かれ、骨壺へと納めるための準備が整えられます。そして、電動の台車がゆっくりと収骨室と火葬炉裏を繋ぐ扉を通り、遺族の待つ収骨室へと運ばれていきます。
ここで多くの人が疑問に思うのが、骨壺に収まりきらなかった灰や細かな骨、いわゆる残骨灰の処理方法です。東日本と西日本で収骨文化(全収骨か部分収骨か)に違いはありますが、いずれの地域でも残された灰は専門の有資格業者によって厳格に回収されます。火葬場職員の体験談によれば、残骨灰の中には故人が体内に残した人工関節、義歯に含まれる金・銀・パラジウム・プラチナなどの貴金属が含まれており、自治体はこれらを適正に精錬・売却して公金として歳入処理し、施設の改修や市民福祉の財源に充てるケースが一般的です。金属以外の灰と残骨は、最終的に提携寺院や霊園の慰霊塔へ運ばれ、永代供養されます。