日本書紀』と『古事記』の決定的な違いとは?奈良朝廷が隠した衝撃の真相

日本書紀』と『古事記』の決定的な違いとは?奈良朝廷が隠した衝撃の真相とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

同じ神話を扱いながら、描写のニュアンスや登場人物の立ち位置には驚くほどの隔たりが存在する。たとえば天照大神(アマテラスオオミカミ)の描き方だ。『古事記』では高天原の主宰者として生き生きと行動し、時には弟のスサノオの暴虐に怒り、天の岩屋戸に隠れてみせる情緒豊かな主神として描かれる。

ところが『日本書紀』におけるアマテラスは、より客観的で厳粛な存在であり、国家の最高神としての抽象性が高い。さらに『日本書紀』は「一書に曰く(あるふみにいわく)」という形で、同じ出来事に対する複数の異伝を併記するスタイルを採用した。一つの絶対的なストーリーを提示する『古事記』のドラマ性とは異なり、『日本書紀』は歴史の多様な記録を客観的に検証しようとするアーカイブ意識すら漂わせている。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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