中田翔と田中将大の因縁と現在|88世代怪物の対決と素顔
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2人の物語の幕開けは、高校野球の聖地・甲子園に遡ります。学年としては田中将大が1学年上(早生まれの中田翔と同じ1988年度世代)にあたり、当時の高校野球界において双璧をなす絶対的存在でした。田中将大は北海道の駒大苫小牧高校で2年夏に全国制覇、3年夏には早稲田実業・斎藤佑樹との伝説の決勝再試合を演じ、世代最強投手としての地位を確立しました。
一方の中田翔は、名門・大阪桐蔭高校で1年夏から4番に座り、高校通算87本塁打を記録。「平成の怪物」として全国にその名を轟かせていました。公式戦での直接対決こそ甲子園の大舞台では実現しなかったものの、練習試合や選抜合宿などを通じて互いの規格外の実力を肌で感じ合っていた両者。当時の特番インタビューにおいて中田翔は、「学年は1つ上でも、同い年の田中さんのボールだけには絶対に負けたくないという強烈なライバル心があった」と述懐しています。
高校時代から周囲の過熱する報道とプレッシャーに晒され続けた2人は、互いを「特別に意識せざるを得ないベンチマーク」として設定し、切磋琢磨する宿命の構図がすでに完成していました。