お墓参りに行ってはいけない日は実在する?迷信と仏教の真相

お墓参りに行ってはいけない日は実在する?迷信と仏教の真相とはどのようなものなのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

世間一般で広く信じられている「六曜(大安・友引・先勝・先負・仏滅・赤口)とお墓参りの相性」ですが、仏教の教えにおいて六曜を理由にお墓参りを避けるべき日は1日もありません。特に親鸞を開祖とする浄土真宗では、日の吉凶を信じること自体を「迷信」として明確に否定しており、他の仏教宗派でも六曜による参拝制限は設けていません。

六曜はもともと中国で発祥した民間の占勝術であり、仏教の経典や開祖の教義とは一切無縁の概念です。「友引に葬式を出すと友を冥土に引き寄せる」という俗信の連想から「友引のお墓参りも避けるべき」と誤認されたり、「仏滅=仏が滅びる不吉な日」という漢字の当て字から敬遠されたりしたに過ぎません。本来の仏滅は「物滅(物が一旦滅び、新たに始まる)」を意味し、仏教の教主である釈迦の死を指す言葉でもありません。

寺院関係者への取材や教義資料においても、「先祖に感謝を伝えたいと思い立った日こそが最善の日」とされています。暦の六曜に過剰に囚われ、大切な供養の機会を逃してしまうことこそが本質から外れた行為と言えます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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