メリーバッドエンドの意味を徹底解剖!当事者だけが幸福な結末の深淵
メリーバッドエンドの意味を徹底解剖!当事者だけが幸福な結末の深淵の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
ネット上の掲示板やレビュー欄において、メリーバッドエンドという言葉はしばしば誤用・混同されています。特に多いのが「胸糞エンド」や「単なる鬱展開」と同一視してしまうケースです。
理不尽な暴力で善人が殺されたり、悪人が何の報いも受けずに逃げ切ったりするような「胸糞エンド(後味の悪いバッドエンド)」には、登場人物の救済が存在しません。観客だけでなく、劇中の主人公たちも絶望と無念に打ちひしがれて終わります。
一方、真正のメリーバッドエンドにおいて最も重要な条件は、「当事者が自分の意志でその結末を選び取り、精神的な勝利(幸福)を確信していること」です。外部から見ればどれほど惨めな牢獄であろうと、当人たちの精神は誰も侵せない天国にある。この「主観的勝利」が存在しない作品は、どれほど救いがなくてもメリバとは呼べません。
また、クリエイターが物語を畳み切れなくなった結果として生じる「破綻エンド」とも根本的に異なります。優れたメリーバッドエンドは、伏線、心理描写、世界観のルールを緻密に積み上げた末に、「この二人が結ばれるには、世界を壊すか心中するしかない」という必然の帰結として設計されているのです。