山口一郎と星野源の現在地|不仲説の真相と10年越しの絆を徹底解剖

山口一郎と星野源の現在地|不仲説の真相と10年越しの絆を徹底解剖にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

山口一郎と星野源の関係性を語る上で決して避けて通れないのが、互いに見舞われた過酷な病魔と、それに伴う長期休養の経験です。ふたりは単にヒットチャートを争うライバルではなく、心身の限界を超えて表現と向き合い、壊れかけた肉体と魂を抱え直してきた「生還者」同士でもあります。

星野源は2012年12月、そして2013年6月と二度にわたってくも膜下出血を発症し、生死の境をさまよう闘病生活と過酷な活動休止を余儀なくされました。当時、音楽シーンの最前線で激務をこなしていた山口一郎は、同学年の表現者が倒れた衝撃を真正面から受け止め、公の場でも星野の回復を祈り続けました。自著や手記で当時の過絶な恐怖を綴った星野の姿は、後の山口の生き方にも小さからぬ影響を与えています。

そして時を経て2022年、今度はサカナクションの山口一郎が重度のうつ病を公表し、バンドの全国ツアー延期と長期休養に入ることになります。山口は後に特番インタビューや手記で、「ベッドから起き上がれず、音楽を聴くことすら苦痛だった」という極限状態を赤裸々に告白しました。2024年のバンド活動再開以降も、病気と共生しながらステージに立つ山口の背中を、誰よりも痛感をもって見つめていたのが星野源でした。

病気療養中の山口に対し、星野は安易にプライベートの連絡を入れませんでした。精神的に極限まで追い詰められている時期において、同業者からの連絡が時にプレッシャーとなり得ることを、自らの闘病経験から痛いほど理解していたからです。沈黙を守ることこそが最大の支援であるという、極めて深いレベルでの「病気と休養を巡る配慮」がふたりの間には存在していました。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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