名大女子学生殺人事件の真相|犯人の顔と生い立ち・タリウム混入の全貌

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名古屋地裁で開かれた裁判員裁判において、最大の争点となったのは精神鑑定の結果と責任能力の有無でした。弁護側は、受刑者が抱えていた発達障害や精神疾患を理由に「心神喪失または心神耗弱」であり、刑事責任を問うことはできず医療少年院へ送致すべきだと主張しました。

争点・項目公判で提出された詳細・数値データ一般的な少年事件・刑事責任の基準裁判所の判断・編集部の見解精神鑑定の結果自閉スペクトラム症(ASD)、双極性障害の併発を認定重度の精神障害がある場合、心神耗弱等で減刑対象となる障害の影響は認めつつも、善悪の判断能力や行動制御能力は完全に失われていなかったと結論犯行の計画性事前に斧やマフラーを準備、証拠隠滅のため薬品・遺体隠蔽を工作衝動的な発作行動であれば責任能力の減退が認められやすい極めて緻密かつ合理的な偽装工作を行っており、完全責任能力の裏付けとされた適用刑罰と判決検察側:無期懲役を求刑
判決:求刑通り無期懲役犯行時19歳(未成年)の場合、無期懲役が選択されるのは異例1人の殺害でも余罪(殺人未遂・放火)の多さと重篤性から、極めて重い刑が妥当とされた

精神鑑定を担当した専門医の間でも見解の一致を見ない部分がありましたが、裁判所は「精神障害が犯行に一定の影響を与えたことは否定できないが、犯行の計画性、証拠隠滅の企て、周囲の状況を冷静に伺う態度などから、善悪を弁別して行動を制御する能力は十分に残されていた」と判断。2017年3月の名古屋地裁判決は求刑通り無期懲役を言い渡しました。

弁護側は事実誤認と量刑不当を訴えて控訴・上告したものの、名古屋高裁、そして最高裁判所も上告を棄却。大内受刑者の無期懲役判決が正式に確定しました。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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