SaとPaの決定的な違いは?「Saの方が広い」は大間違い!逆転現象の真相を徹底解説

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「SA=豪華で巨大」「PA=質素で小さい」という認識は、現在の高速道路においては完全に過去の常識となりつつあります。現地を訪れたドライバーを驚かせるのが、中堅規模のSAを軽々と凌駕するメガパーキングエリアの存在です。

その筆頭が、東京湾アクアラインに位置する海ほたるパーキングエリアの施設規模です。全長約650mの人工島に建設された5階建ての構造物で、延床面積は約3万2,000平方メートルに達します。展望デッキ、多数のレストラン街、アミューズメント施設、足湯まで備えており、単なる通過点ではなく首都圏有数の観光目的地として機能しています。東京湾アクアライン唯一の休憩施設であるため、本来ならSA級以上の機能が求められたものの、トンネルと橋梁の接続部という物理的制約から「パーキングエリア」の名称が冠された経緯があります。

また、SAより大きい有名パーキングエリアの真相を語る上で外せないのが、伊勢湾岸自動車道の刈谷PA(愛知県刈谷市)です。一般道路と高速道路の双方から利用できる複合施設「刈谷ハイウェイオアシス」が併設されており、ランドマークの観覧車をはじめ、天然温泉、大規模な産直市場、豪華トイレなどが集結しています。その年間入場者数は全国のテーマパークでもトップクラスを誇り、名だたる巨大SAを遥かに上回る賑わいを見せています。

ここで重要なのが、ハイウェイオアシスとサービスエリアの違いです。ハイウェイオアシスとは、高速道路のSAやPAに隣接する都市公園や地域振興施設を連絡路で直結させた合流型の開発形態を指します。施設自体は地方自治体や第三セクターが主導して整備するため、高速道路会社の直轄施設という枠組みを超え、民間レジャー施設と同等以上のスケールが実現可能となっているのです。

このほか、関越自動車道の三芳PA(Pasar三芳)や東北自動車道の蓮田PA(Pasar蓮田)など、都心に近いPAが大規模商業施設「Pasar(パサール)」としてリニューアルされた結果、並のSAを凌ぐテナント数とフードコートを備えるに至った事例も珍しくありません。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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