割り算の筆算は何年生で習う?小4の壁でつまずく原因とプロの教え方

割り算の筆算は何年生で習う?小4の壁でつまずく原因とプロの教え方の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

文部科学省が告示する小学校学習指導要領算数編の体系を確認すると、割り算の筆算を学ぶ学年は明確に「小学4年生」と位置づけられています。しかし、この単元を真に理解するためには、前後の学年で何を積み上げ、次にどこへ向かうのかという全体像を把握しておく必要があります。

まず、割り算という概念自体に初めて触れるのは小学3年生割り算基礎の単元です。ここでは「等分除(12個のリンゴを3人に同じ数ずつ分ける)」や「包含除(12個のリンゴを1人に3個ずつ分けると何人に分けられるか)」といった概念を学び、九九を逆向きに使う形で横書きの計算(例:12÷3=4)を習得します。3年生の後半には「14÷3=4 あまり 2」といったあまりのある割り算筆算の前段階となる横計算まで進みますが、この時点ではまだ「筆算」のアルゴリズムは導入されません。

本格的な「筆算」の形式が登場するのが小学4年生算数の前期です。最初は「74÷2」のような(2桁)÷(1桁)の筆算からスタートし、位ごとに商を立てていく作法を学びます。そして4年生の秋口から冬にかけて、小学生の算数人生において最大の試練とも称される「(2桁・3桁)÷(2桁)」の筆算へと突入します。ここでつまずいたまま放置されると、小学5年生で登場する小数の割り算筆算で完全に脱落してしまうという構造的な連鎖が存在します。

学年・学習時期単元内容・計算の形式つまずき発生率・難易度指導要領上の到達目標小学3年生(前期〜後期)割り算の基礎概念、九九の逆算、横書きのあまりのある計算低〜中(九九の習熟度に依存)割り算の意味を理解し、九九を適用して商とあまりを正しく求められる。小学4年生(前期)(2〜3桁)÷(1桁)の割り算の筆算の導入中(計算手順の混乱が散見)商を立てる位置や筆算の4工程(商・積・差・下ろす)の手順を身につける。小学4年生(後期)(2〜3桁)÷(2桁)の筆算、仮商の修正極めて高い(約3〜4割がつまずきを経験)除数が2桁の場合でも適切な商の見当をつけ、あまりの処理と検算ができる。小学5年生(前期)小数の割り算筆算、小数点の移動操作、あまりの処理高(小数の位取りの混乱)除数が小数の場合にも筆算を適用し、商の小数点の位置とあまりの小数点を正確に処理できる。
鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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