昭和天皇を唸らせた東京三大豆大福の頂点、松島屋の塩餡と入手術

昭和天皇を唸らせた東京三大豆大福の頂点、松島屋の塩餡と入手術に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。

松島屋の豆大福を口に運んだ瞬間、まず舌を打つのは明確な塩味だ。甘さを引き立てるための単なる隠し味ではない。小豆本来の持つ大地の滋味をダイレクトに引き出す、計算し尽くされた塩分濃度である。

北海道十勝産の厳選小豆を丁寧に炊き上げた粒餡は、瑞々しさを残しながらも程よく水分が飛ばされ、豆の粒感がしっかりと感じられる仕上がり。外側を包む餅は極めて薄く、赤えんどう豆が外から浮き彫りになるほどだ。塩茹でされた赤えんどう豆は硬すぎず柔らかすぎず、噛みしめるとホクホクとした弾力とともに心地よい渋みと塩気を放つ。添加物を一切使用しない無垢な餅生地だからこそ、素材同士の鮮烈な対話が生まれる。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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