普通選挙と弾圧法の二面性!加藤高明内閣が遺した光と影の真相
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外交官出身の加藤には、一生涯つきまとうことになった重い外交的負の遺産がある。第2次大隈重信内閣の外相時代に主導した「対華21カ条要求」だ。中国側の民族主義を激しく刺激し、国際社会から日本の軍国主義的野心を警戒される決定的な契機となった。
しかし、首相として組閣した加藤は、外相に抜擢した幣原喜重郎とともに国際協調路線へと舵を切る。軍縮条約の遵守や中国内政への不干渉を掲げた「幣原外交」は、かつて加藤自身が招いた対外関係の危機に対する反省と、リアリズムに基づく軌道修正だった。強硬論が渦巻く陸軍を牽制しながら、国際協調による通商立国を目指した苦闘がそこにあった。