原稿用紙の使い方完全図解2026|小論文・感想文で落とされない鉄則

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原稿用紙のルールの中で、最も誤答・失点が多いのが行末と行頭の処理です。日本語の正書法において、「句点(。)」「読点(、)」「閉じかぎ括弧()」を行の先頭(1マス目)に置くことは固く禁じられています。文章を行頭から読む際、句読点から始まることは視覚的なリズムを著しく損なうためです。

そこで必須となる技術が、原稿用紙句読点が行末に来た場合の処理です。もし行の最後のマスに文字が入り、句読点がはみ出てしまう場合は、最後のマスの中に文字と一緒に句読点を押し込むか、マスのすぐ外側(右下または余白部分)に添えて書きます。これがいわゆる原稿用紙ぶら下げの書き方と理由と呼ばれる手法です。美観を保ち、次行の頭に約物が来る事態を回避するための正当な技術であり、減点されることはありません。

さらに慎重を期すべきなのが、原稿用紙かぎ括弧の書き方と会話文の扱いです。会話文や引用符の始め(「)は、行頭の1マスを使って構いません。しかし、文末と閉じかぎ括弧が重なる場合、「。」と「」」を別々のマスに分けるのではなく、原則として1つのマスの中に「。」と「」」を同居させます。もしそれが行末にぶつかった場合は、先述のぶら下げ処理を用いて枠外に収めるのが完璧な作法です。

小論文と作文で対応が劇的に分かれるのが、原稿用紙会話文の改行とマスの使い方です。読書感想文や小説・随筆では、会話文を際立たせるために「会話ごとに改行し、次の行は1マス空けずに直接かぎ括弧から始める」手法が認められています。しかし、大学入試や就職試験の小論文では、原則として会話文による改行は推奨されません。論述文においてセリフを多用すること自体が幼い印象を与えるうえ、行を変えてマスを空費する行為は「文字数稼ぎ」とみなされ、厳しい減点対象となるためです。引用を行う場合は、本文の文脈の中にそのまま組み込むインライン形式が基本となります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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