似ているようで全く別物?コンクリートとモルタルの違いとDiyの正解

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DIYで資材を自ら調合して施工する場合、強度の成否を決定づけるのは現場での調合精度です。袋入りのプレミックス材(あらかじめ砂や砂利が配合されたもの)を使う場合を除き、セメントから練り上げる際は砂利と砂の配合比率の基準を厳密に守る必要があります。

土木・左官現場で長年受け継がれている「体積比による黄金配合」は以下の通りです。

  • モルタルの配合比率:「セメント 1 : 砂(細骨材) 3」
    ※より高い付着力や強度を求める下地では「1 : 2」の富調合が用いられます。
  • コンクリートの配合比率:「セメント 1 : 砂 2 : 砂利(粗骨材) 3」
    ※砂利が多すぎるとジャンカ(空隙)ができ、少なすぎると強度が低下します。

そして、最も多くの初心者が陥る罠が失敗しない練り方と水の黄金比に関する誤解です。現場で手練りを行う際、水分が多いほうがシャバシャバとして混ぜやすく、平らに均しやすいという誘惑に駆られます。しかし、コンクリート工学において「水セメント比(W/C:セメントの重量に対する水分の割合)」は強度の生命線です。許容される水セメント比は重量比で50%〜60%が理想とされています。

水を規定量以上に過剰投入すると、セメント粒子同士の結合が希薄になり、硬化後に蒸発した水分の跡が無数の毛細管空隙となって内部に残ります。その結果、設計強度の半分以下まで脆くなり、冬場の凍結融解作用によって表面がボロボロと剥がれる「レイタンス現象」や激しいクラックを招くことになります。「少し固くて練りづらいが、スコップで突いた時にペーストがじんわり浮き上がる程度」の硬練りを維持し、バイブレーター代わりに木材で型枠を叩いて空隙を抜く作業こそが、プロ品質の耐久性を手に入れるための鉄則です。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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