笛の種類完全ガイド!和洋・民族楽器の違いから初心者向けまで徹底解説
笛の種類完全ガイド!和洋・民族楽器の違いから初心者向けまで徹底解説を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。
日本の伝統音楽を彩る和楽器の笛は、竹特有の素朴で深みのある響きが特徴です。お祭りでおなじみの庶民的な笛から、宮廷音楽で用いられる格調高い笛まで、豊かな歴史が息づいています。
日本で最も広く親しまれているのが篠笛の種類と特徴です。篠笛には大きく分けて、祭囃子や神楽で使われる伝統的な「古典調(囃子用)」と、洋楽の音階に合わせて調律された「唄用(ドレミ調)」の2系統があります。穴の数も六孔と七孔があり、現在はピアノやギターなど他楽器と合わせやすい七孔の唄用が主流です。長さによって一本調子から十二本調子まで音高が細かく分かれており、数字が大きくなるほど管が短く高音になります。
日本の縦笛の代表格である尺八は、「首振り三年、ころ八年」と言われるほど尺八の吹き方の難易度が高いことで知られています。歌口が斜めに大きくカットされた外削ぎ構造になっており、唇のわずかな角度や息の入れ具合でピッチを変化させる「メリ・カリ」という特殊な演奏技法によって、独特のかすれた哀愁ある音色を生み出します。
さらに、日本の古典芸能である雅楽の竜笛・能管・神楽笛も見逃せません。雅楽の横笛である竜笛は「天を舞う龍の鳴き声」に例えられる華やかな高音を誇り、神楽笛は国風歌舞(くにぶりのてぶり)で素朴な調べを奏でます。また、能楽で使われる能管は、管の内部に「喉(のど)」と呼ばれる狭い竹管が挿入された特殊構造を持ち、あえて音階を外したような鋭く神秘的な「ヒシギ音」を響かせる唯一無二の存在です。