鍵や手洗い確認が止まらない…強迫性障害の症状・原因と最新治療法
鍵や手洗い確認が止まらない…強迫性障害の症状・原因と最新治療法の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
長年、「神経質だから」「育て方の問題」などと誤解されてきた強迫性障害原因ですが、近年の脳科学研究によって大脳基底核を中心とした神経ネットワークの機能異常が大きく関与していることが判明しています。
人間の脳内には、危険を察知して警告を出すシステム(大脳皮質や扁桃体)と、「もう安全だから行動を終えてよい」とブレーキをかけるシステム(尾状核などの大脳基底核)が存在します。強迫性障害の患者では、神経伝達物質であるセロトニンの調整不全などにより、このブレーキ機能が正常に働かず、不安の警報が鳴りっぱなしになっている状態です。
これに加えて、就職や転勤、結婚、出産といった生活環境の激変や、過度な心理的ストレスが引き金となって発症するケースが極めて多く見られます。決して本人のメンタルの弱さや性格の欠陥によるものではありません。