良肢位の角度一覧と保つ理由|解剖学的肢位との違いと最新看護ケア
良肢位の角度一覧と保つ理由|解剖学的肢位との違いと最新看護ケアの見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
Q1:良肢位と安楽肢位はどう使い分ければいいですか?
A1:基本的には患者さんの苦痛を取り除く「安楽肢位」をベースにしつつ、手足の末端(特に足首の尖足予防や手首の垂れ下がり予防)に「良肢位」のエッセンスを取り入れるハイブリッドな調整がベストです。痛みを我慢させてまで厳密な良肢位をとらせると、交感神経が優位になり筋緊張が高まって逆効果になります。
Q2:寝たきりの家族に足首の良肢位(0度)を保たせたいのですが、自宅にあるもので代用できますか?
A2:はい、代用可能です。ベッドの足元の柵(フットボード)と足の裏の間に、適度な硬さのある座布団や折りたたんだバスタオル、またはクッションを挟み、足の裏全体が面で軽く触れるように配置してください。ただし、常にかかとが同じ場所で圧迫されると褥瘡(床ずれ)の原因になるため、ふくらはぎの下に薄いクッションを入れて「かかとを少し浮かせる(除圧する)」工夫を必ず併用してください。
Q3:すでに指や肘が固まって(拘縮して)良肢位をとれない場合はどうすればいいですか?
A3:すでに固まっている関節を力任せに広げて良肢位の角度に戻そうとするのは絶対にやめてください。高齢者や麻痺のある方は骨が脆くなっており、わずかな力で骨折や腱の損傷、関節周囲の出血(異所性骨化の原因)を引き起こします。現在の曲がった角度をスタートラインとし、入浴後など体が温まっている時に、痛みの出ない範囲でゆっくりと撫でるように動かすか、訪問リハビリ等の理学療法士・作業療法士に専用のポジショニング方法を相談してください。