ユーミン兄弟の現在と実家の真相|八王子の老舗呉服店を継いだ家族の絆

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松任谷由実の生家である荒井家は、かつて織物の街「桑都(そうと)」として栄えた東京都八王子市八日町で、大正元年(1912年)に創業した老舗呉服店を営む旧家です。父・荒井元吉氏と母・芳枝氏の間に生まれた子どもたちは、男3人・女2人の計5人兄弟。ユーミンはその第4子、女の子としては「次女」にあたります。

昭和中期の地方名門商家にありがちな厳格な家父長制の空気がありつつも、荒井家は進取の気性に富んだ極めてハイカラな家庭でした。実家の店内には常に職人や番頭、住み込みのお手伝いさん、各地から仕入れに訪れる商人たちが行き交い、人の出入りが途切れない賑やかな環境のなかで彼女の鋭い観察眼が育まれました。

自著『ルージュの伝言』や過去の回想録でも、自らの生い立ちについて「大人たちの会話に囲まれて早熟に育った」と述懐しています。伝統的な呉服店という和の世界に身を置きながら、家庭内には最新のレコードや洋雑誌が溢れていました。この独特のハイブリッドな空間こそが、後に「ニューミュージック」という新ジャンルを確立する荒井由実の揺籃となったのです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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