玉砕とは?意味と全滅との決定的な違い、恋愛の覚悟と歴史の真相

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「玉砕(ぎょくさい)」という言葉を辞書で引くと、「名誉や正義、大義を守るために、潔く死ぬこと」と定義されています。美しい宝石である「玉(ぎょく)」が粉々に砕け散る様子に、高潔な人物の命の散り際を重ね合わせた表現です。

この言葉の由来となったのは、中国の南北朝時代を記録した歴史書『北斉書(ほくせいしょ)』元景安伝(げんけいあんでん)に登場する一節です。当時、東魏の孝静帝から帝位を奪って北斉を建てた文宣帝(高洋)に対し、元景安の従兄である元景皓が命惜しさに高姓を名乗ることを拒み、次のように言い放ちました。

「大丈夫寧可玉砕、不能為瓦全」(大丈夫はむしろ玉となって砕けるとも、瓦となって全からず)

「立派な男子たるもの、美しく光る玉となって砕け散るべきであり、何の価値もない瓦となって無傷のまま生きながらえるような生き方は恥ずべきことだ」という強烈な矜持を表しています。ここから、単に物理的に命を落とすだけでなく、「汚名を受けて生き延びるよりも、尊厳を守って散る」という精神性を示す言葉として定着しました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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