滑車の原理を完全図解!定滑車と動滑車の違いと計算のコツをプロが解説
話題沸騰中の 滑車の原理を完全図解!定滑車と動滑車の違いと計算のコツをプロが解説について、主要な情報をご紹介しています。
中学理科の物理分野における「滑車 計算問題 解き方」で失点する最大の要因は、状況ごとに場当たり的な計算をしてしまうことにあります。大手進学塾の指導ノウハウでも実証されている、あらゆる難問を確実に解きほぐす「3ステップ計算法」を伝授します。
必読記事
【ひもを引く力の求め方 黄金の3ステップ】 [ステップ1]:物体(+動滑車)の全質量から「全下向きの力(N)」を算出する。 ※質量100g = 1N(重力加速度換算) [ステップ2]:動滑車と荷物を上に向かって直接引っ張り上げている「ひもの本数(n)」を数える。 [ステップ3]:ひもを引く力(N) = 全下向きの力(N) ÷ ひもの本数(n) ひもを引く距離(m) = 物体を持ち上げる距離(m) × ひもの本数(n)
【実践例題:滑車の重さを考慮する応用問題】
「質量500gの物体を、質量100gの動滑車1個を使って手で上に30cm持ち上げる。このとき、ひもを引く力は何Nか。また、ひもを引く距離は何cmか。」
この問題の攻略手順は以下の通りです。
- ステップ1(総荷重の算出): 物体500g + 動滑車100g = 合計600g。したがって、下向きの重力は6.0N。
- ステップ2(支えるひもの数): 動滑車を天井と手で支えているため、上向きのひもは2本。
- ステップ3(計算実行):
- ひもを引く力:6.0N ÷ 2本 = 3.0N
- ひもを引く距離:30cm × 2倍 = 60cm(0.6m)
このときの手が行った仕事量を計算すると、3.0N × 0.6m = 1.8J(ジュール)となります。物体単体を直接持ち上げる仕事(5.0N × 0.3m = 1.5J)に加えて、動滑車自体を持ち上げる仕事(1.0N × 0.3m = 0.3J)が合算されている点に気づけば、物理の構造が手に取るようにクリアになります。