ガイガーカウンターの仕組みと選び方!シンチレーション式との違いと数値の見方

ガイガーカウンターの仕組みと選び方!シンチレーション式との違いと数値の見方の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

ガイガーカウンターの画面には、主に「CPM」と「μSv/h(マイクロシーベルト毎時)」という2種類の単位が表示されます。この違いを正しく理解しておくことが、誤解やパニックを防ぐ第一歩です。

CPM(Counts Per Minute)は「1分間にGM管が検知した放射線の回数」を示す純粋なカウント数です。一方、μSv/hは人体への放射線影響を評価するために計算された「実効線量率(等価線量率)」を表します。GM管は放射線の個数を数える機械であるため、機器内部で「セシウム137(Cs-137)のガンマ線」などを基準とした換算式を用いてCPMからμSv/hへと計算・表示しています。

注意点として、低価格なガイガーカウンターの多くは「エネルギー補償(異なるエネルギーの放射線に対して感度を均一にする金属フィルター構造)」が施されていません。そのため、自然界に存在する低エネルギーのガンマ線や周囲のベータ線に過剰反応し、実際の空間線量よりも数倍高く表示されてしまうケースが散見されます。

現場で正確な空間線量の測定方法を実践するための手順は以下の通りです。

1. 測定高さの維持:成人の被ばく評価であれば「地上1m」、児童や幼児の生活空間を評価する場合は「地上50cm」の位置に測定器を保持します。
2. 時定数(待ち時間)の確保:スイッチを入れてすぐの数値は安定していません。機器の時定数設定に従い、最低でも30秒から1分以上その場を動かさずに待機し、数値が落ち着いてから読み取ります。
3. 複数回測定の平均化:放射線の放出はランダムな現象であるため、同じ場所で3〜5回記録を取り、その平均値を算出するのが鉄則です。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest