愛知のダム巡礼が熱い!設楽ダムの現在と見どころ徹底検証
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愛知県民の記憶に今なお生々しく残るインフラの危機といえば、2019年5月に発生した宇連ダム貯水率と過去渇水の真相です。新城市を流れる豊川水系宇連川に位置する宇連ダムは、豊川用水の主水源として東三河地方のみならず県内広域の農業・工業・生活を支えています。しかし2019年の記録的少雨により貯水位が日ごとに低下し、ついには貯水率が0.0%に達するという衝撃的な事態に陥りました。
当時、完全に干上がったダム湖底からは、1958年の完成時に沈んだ旧「大野頭首工」や旧飯田線の橋脚、さらにはかつての集落の石垣や生活道路が白日のもとに晒されました。SNS上では「世紀末のような光景」「失われた近代遺構の出現」と騒然になり、見物に訪れる人が押し寄せた一方で、農業用水の断水や工場の操業停止危機が現実味を帯びるなど、水資源の脆弱性が社会問題として浮き彫りになったのです。水資源機構の関係者は当時の検証座談会で、「気候変動による極端気象はもはや異常事態ではなく日常の前提。バックアップ機能の強化が急務である」と語っています。
この痛烈な教訓を経て、現在では情報公開体制が飛躍的に高度化しました。利用者がスマートフォンから確認できる愛知県主要ダムリアルタイム放流速報や「川の防災情報」、愛知県統合型河川防災情報システムでは、矢作ダム、羽布ダム、宇連ダムなどの貯水量、流入量、放流量、下流水位が10分ごとの更新データとして公開されています。大雨時のゲート放流予測や渇水時の取水制限状況を誰でも即座に把握できるようになり、ドライブや釣行、キャンプの前にこれらの公式データを事前確認することが、水難事故防止とトラブル回避のための必須行動として定着しています。