話題のミイラは偽物?人魚や宇宙人の正体を科学鑑定が暴いた真相

話題のミイラは偽物?人魚や宇宙人の正体を科学鑑定が暴いた真相とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

近年、国際的なフェイクニュースとして世界中を駆け巡ったのが、ペルーのナスカ近郊で発見されたとされる「3本指の宇宙人ミイラ」です。メキシコ議会の公聴会でジャーナリストらによって実物が開示され、「地球外生命体の遺体である」と大々的に主張されたことで世界的な論争が巻き起こりました。

しかし、ペルー検察庁および法医学研究所が主導した厳密な科学捜査により、その正体は「現代の偽造品」であることがあっけなく証明されました。押収された遺物をCTスキャンおよび化学分析にかけたところ、頭部にはイヌやラャマなど哺乳類の頭蓋骨を削ったものが流用され、四肢には鳥類の骨や現代の合成接着剤、紙、植物繊維が詰め込まれていました。

古代の遺物に見せかけるため、全体を珪藻土の粉末で覆って風化を偽装するという手の込みようでした。オカルティズムを利用して国際的な耳目を集め、不法な文化財取引や商業的利益を狙った悪質な捏造事件の典型例として、考古学界に強い警鐘を鳴らしています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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