マブチモーター事件の真相と犯人の現在|連続強盗殺人の全貌

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凶行に及んだ小田島鐵男と守田克実は、ともに前科を重ねていた暴力的な犯罪常習者でした。2人が接触を持ったのは、過去に服役していた府中刑務所の中です。出所後、互いに定職に就くことなく多額の借金を抱え、暴力団への返済や豪遊資金を欲した2人は、刑務所内で培った人脈と歪んだ犯罪ノウハウを結集させ、共謀して「手っ取り早く大金を得られる資産家強盗」を企てました。

彼らが標的を選定する際に悪用したのが、当時国税庁によって公示されていた「高額納税者公示制度(いわゆる長者番付)」でした。公開されていた名簿をもとに資産家をリストアップし、電話帳や住宅地図で自宅の所在地を特定。高級外車が停まっているか、敷地が広く周囲から孤立しやすい構造かなどを事前に下見し、セキュリティの隙を突いて押し入るという極めて計画的かつ卑劣な手口を確立していたのです。

公判記録によると、彼らの犯行に一切の情状酌量の余地はありませんでした。侵入後に住人をテープやコードで拘束し、金庫の暗証番号や現金のありかを脅迫して聞き出した後、「顔を見られた」「生かしておけば通報される」という理由だけで、最初から口封じを目的に首を絞めて殺害。奪った金は競艇などのギャンブル、風俗通い、高級ブランド品の購入へと瞬く間に消えていきました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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