叶井俊太郎の破天荒な生涯と闘病の真実|アメリから最期の手記まで

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叶井俊太郎氏のキャリアは、日本のインディペンデント映画史そのものといっても過言ではありません。アルバトロス・コア(現アルバトロス)時代から、誰もが見向きもしないB級ホラーやエクスプロイテーション映画を独自の煽り文句とユニークなパッケージングでヒットさせ、カルト的なファン層を開拓しました。

その名を映画界のみならず社会全体に轟かせたのが、2001年に公開されたフランス映画『アメリ』です。大手配給会社が買い付けを見送るなか、作品の持つポップな色彩と普遍的な孤独感に目をつけた叶井氏は、単館系としては異例の興行収入約16億円を叩き出す社会現象を巻き起こしました。「おしゃれな単館映画」という新たなマーケットを確立した立役者こそ、他ならぬ叶井氏でした。

一方で、自ら立ち上げた映画配給会社「トルネード・フィルム」時代には、過激な人体連結ホラー『ムカデ人間』を日本に上陸させます。前代未聞の設定と悪趣味ギリギリの宣伝コピーで熱狂的な支持を集めるなど、常に時代のタブーと大衆の好奇心を刺激し続けました。数々のヒット作を手掛ける一方、事業の拡大に伴い多額の負債を抱えて破産宣告を受けるなど、文字通り天国と地獄を味わった人生でした。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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