フジテレビ元帝王・日枝久が遺した光と影|メディア再編の最前線
フジテレビ元帝王・日枝久が遺した光と影|メディア再編の最前線の全貌を詳しく解説してご紹介します。
日枝時代を象徴するのは、徹底した「現場主義」と「エンターテインメントへの集中投資」である。1980年代後半から1990年代に生み出されたテレビドラマの数々は、若者文化のトレンドを決定づける巨大な力を持っていた。
その到達点とも言えるのが、映画化され興行収入の記録を塗り替えた『踊る大捜査線』シリーズである。従来の警察ドラマの枠組みを壊し、サラリーマン組織としての警察組織をリアルかつ軽妙に描いた同作は、テレビ局が映画ビジネスを牽引する現代の「メディアミックス手法」を確立した。また、バラエティやテレビドラマだけでなく、質の高い報道・ドキュメンタリー分野においても、独自の視点を持つ番組群が支持を集めた。